コラム 株式投資

「損切りできない心理」

まず、僕自身は「短期トレードなら損切りラインを設定し、ヤバそうなら逃げて再エントリーの機会を狙った方が良い」という立場だが、「何があっても、絶対に損切りしないマン」に対しては「まぁ、それも個人の自由だよね」という考えなので悪しからず。

 

そもそも、無限ナンピンできるほどの資金力、含み損に耐えられるだけの精神力があるなら、「損切りしない」という判断も完全に間違っているとは言えない。ただ、ここで想定しているのは「短期トレード×少額資金×フルレバ」のような人。こういう人がツイッターの話題株に特攻し、玉砕する姿を何度も目撃している。

 

彼らは「一発逆転型」で、少ない資金を元手に短期間で急激な資金増を狙っている場合が多い。背水の陣的な状況の中で、傍から見ると極めてリスキーな戦いを仕掛けている。当たれば万歳三唱どころの騒ぎではないが、狙いを外すと白目を剥いて泡を吹く事態になりかねない。

 

ツイッターを見ると、短期間で資金を何十倍にしたという人(真偽はさておき)の言動が目立つが、そうした芸当ができるのはごくごく一部に過ぎない。実際、「100万円チャレンジ」の参加者の多くが大苦戦を強いられている状況を見ると、上記偉業が例外中の例外であることが分かる。

 

 

僕調べでは、短期トレードが上手い人は総じて損切り判断が的確。含み損が拡大しないように最善を尽くす。決してお祈りモードに突入したりしない。そもそも、「損切りできない状況」というのは平たく言うと、「損切りした後に急騰or急落したらどうしよう(実際、過去にそういうことがあった)」「せめて平均購入株価に戻るまで待ちたい(じゃないと、損した気分になる)」という心理が背後に隠されているケースが多い。他にもあるが、大体こう。

 

個人的には「損切りは絶対にすべき」とまでは思わないが(そもそも、損切りすべき否かはその人の分析力、資金力、時間軸によって結論は異なるので、一概に言えない)、「短期トレード×少額資金×フルレバ」のような人は損切りに対してはシビアになった方が良いとは思っている。

 

損切りは「苦痛な敗北宣言」に見えるが、短期トレードの場合は「やっててよかった公文式」的な感じで救われるケースの方が多かったりする。実際、損切り後に更なる急落or急騰で「救われた」経験のある人は多いはず。そうは言っても、「損切りする勇気がない」と言う人もいるだろう。

 

ただ、これは単純で「ルールを設定したら機械的に守ること」を実行すれば良い。つまり、気持ちをルールで制御するわけである。ルールに沿って行動することを自身に強制すれば、徐々に慣れてくる。こう書くと、「うおっしゃー!これから機械的に損切りしまくるぜ!」とガッツポーズしながら果敢に損切りしまくる「損切り原理主義者」が現れて来そうなので一言。

 

確かに、損切りは時と場合によっては必須だが、損切りしまくることを「是」とすると、損切り貧乏に陥って一向に資金は増えない。大事なのはあくまでエントリーポイントであり、損切りではない。損切りは新たな一手を考える際に仕方なく採用する「消極的な戦略」であって、満面の笑みで選ぶようなものではないだろう。

 

 

 

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Mr.Kabusky

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