同年代の男が順調に「デブ化」「ハゲ化」していくのを目にすると嫌でも気合いの入ったメンテナンスを意識せざるを得なくなる。個人的には「ハゲ化」は遺伝的要素もあるので大目に見て欲しいが、それでもAGA治療をすれば「手遅れ組」を除いて大幅な改善を期待できる。その一方で、「デブ化」は生活習慣をそのまま反映するので、放置すると悲惨な状態になる。勿論、「デブ専」の人もいるので一定の需要はあるだろうが、マジョリティではないはず。やはり、「怠惰な体型」より「引き締まった体型」の方が魅力的に映りやすい。
そういうこともあって、「デブ化」の防止活動に日々従事している。食事面はもちろん、運動面にも気をつけている。そして酒は好きだが、ある時期から完全に控えている。元々飲んだら飲み過ぎて歯止めが利かなくなるタイプだからだ。平均すると1回あたり5ℓ以上は飲むが、そうなると爆食もしてしまう。食欲のリミッターが簡単に外れるので、デブ街道を爆進してしまうのだ。爆進しないように自身をコントロールできる自信がないので、完全に断ち切ることにしている。
今は坊さんのような慎ましい食生活をなるべく心掛けているが、たまに「暴飲暴食したい病」を発症しそうになる。やはり、丁寧な生活は地味でつまらない。「やめたい」とは思わないが、「やりたい」という強い思いもない。単に「デブでハゲたオッサンにはなりたくねぇなぁ」というシンプルな動機が僕を動かしている。元々、行動で制御しないと怠惰になってしまう性分なので、「行動しか自分を変えられないな」という考えが強い。「意識を高く持てば意識を変えられる」というのは完全な幻想で、意識を変えるには強制的に自分のケツを叩きまくって行動を習慣化させるしかない、というのが経験から得た教訓。
そうは言っても、坊さん並みの生活を続けると充足感がない、スパイスが足りない、と身体が本能的に訴えかけてくる。そうした際に、「一旦身体をぶっ壊したいな」という衝動に駆られる。僕はこれを「自己破壊活動」と呼んでいるが、その中身はタイトルにあるように「暴飲暴食」を指す。「暴飲暴食」は丁寧な生活の対極にあるような行動だが、生活に活力を与えてくれる。充足感もある。動物的だが生の実感を得られる素晴らしい行為なのかもしれない。
とまぁ、ここまで長々と語ってきたが、僕が最も言いたいことを簡潔にまとめると「暴飲暴食してぇ。ストレスやべぇ」である。この感情を少しでも緩和させる為に色々と書いてみた。そして、悟った。「暴飲暴食してぇ。ストレスやべぇ」という気持ちを紛らす為に長文を書いても1ミリも緩和されないということを…
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