コラム

「炎上系インフルエンサー」

ネット上で意図的に炎上させることによって注目を浴びて来た人間が、路線変更を図るも、過去の言動が足かせとなって自己ブランディングの転換に苦心する様子を度々目にする。擁護の余地が多少ある場合もあるが、大抵は身から出た錆。「うーん、自業自得でしょ」と生温かい目で眺めている。そもそも、彼らのような「炎上系インフルエンサー」は注目を集めることは得意でも、コアな固定ファンを獲得するのは不得意なように感じる。

 

勿論、火加減の調整が上手く、可燃性の高いネタを投下しつつも、「越えてはならないギリギリのライン内」で踏みとどまり、アンチは増えても新規のコアなファンも着実に獲得する人もいる。そうした人は僕の中では「炎上系インフルエンサー」のカテゴリーには入らない。ここで言う「炎上系インフルエンサー」とは「可燃性の高いネタを好んで投下する割に消化活動が絶望的にヘタな人」を指す。可燃性が高いネタを投下しても延焼範囲を最小限に食い止められる人は初動の対応が上手い場合が多い。

 

以前、海外のあるお婆さんが草木が生い茂る野外で小さな火事の対応をする様子を収めた動画を観た。その中でお婆さんは燃えている対象に水を掛ける前に、その対象の周囲を大きく円を描くように水を掛けていったのである。要するに、ある程度延焼することを想定し、その範囲が広がらないように予め対処したというわけだ。

 

これは「婆ちゃんの知恵」的な動画として紹介されていたが、こうした想像力は能動的に発信する立場であれば誰しも持つべき能力であるように思う。どんな意見であれ、炎上する要素を内包している。環境が違えば、立場も様々。あるコミュニティの中で通用する価値観が、その枠を飛び出せば真っ向から対立する場合は普通にある。

 

特にツイッターのような不特定多数の目に触れる空間では、どこで火種が生まれるか分からない。勿論、全方位に配慮した発言など不可能であり、自身の発言が火の元になっても、必ずしもその人が悪いとは限らないケースもある。ただ、能動的に発信する立場で、なおかつ意図的に炎上要素の高い意見を投げ掛ける場合は別。

 

注目を集める手段を可燃性の高いネタに求める時点でさほど技量がないのは明白で、その行為が仇となって後々自分の首を絞める事態に陥っても、「そりゃ、そうでしょワロタ」的にしかならんだろうと思う。初動対応のマズさによって固定ファンが根付かない「炎上系インフルエンサー」を見る度にそう感じている。

 

 

 

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Mr.Kabusky

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