最近、ダブルスコープのチャートが高値圏から崩れてS安に張り付きましたね。
ツイッターを見ると、ホルダー達の苦痛の叫びが聞こえてきます。この現象を面白がって冷やかす人も一部いますが、あまり品がないのでやめておいた方が良いでしょう。
明日は我が身…ダブスコのように突発的な潮目の変化で雪崩に巻き込まれる現象は誰にでも起こり得ます。
今回はそういった事態に巻き込まれない、もしくは巻き込まれても致命傷を負わない為にはどうしたら良いのか?についてお話しします。
では、本題に入りましょう。
まずは結論から。
初心者の方が株のトレードで爆損しない為に気をつけるべき点は以下の5つです。
- マイルールを設定する
- インジケーターはいくつかに絞る
- 参考にする人を増やしすぎない
- ロスカット基準を設定し、守る
- 失敗したら休む
順番に説明しましょう。
マイルールを設定する
まずはマイルールの設定。マイルールとは、トレードをする際のルール作りをいいます。
具体的には、銘柄の選定、売買の方針などを自分なりに設定することです。
以前、僕が同様の趣旨の発言をツイッターでしたところ、「相場環境はその時々で変わるので、マイルールを設定しても意味がない」というコメントをされました。
一理あるように見えますが、こういう思考では行き当たりばったりになり、精神的にも不安定になります。
負け続けている人の多くは、自分にとって都合の良い情報をその場その場で探し、それを安心材料にしてトレードのスタイルを決定する傾向にあります。
これだと、スタイルが安定しないので、訳が分からない状態に陥った際の対応が杜撰(ずさん)になりやすいですよね。
こういう場合、「訳が分からない状態になりそうになったら、◯◯する」と予めルール化しておけば、実際に訳が分からない状態になって狼狽する事態を防げます。
マイルール、と言っても、この程度で問題ありません。
では、逆にマイルールを設定しないとどうなるか?
例えば、含み損を抱えた時に損切りせずに買値まで戻ることを願って祈るようになります。あと、含み損を見たくないので現実逃避したりします。
受け入れ難い現実を目の前にすると、人はそこから目を背けたくなるものです。
それを避け、資金を防衛する為にもマイルールを設定した方が良いでしょう。
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インジケーターはいくつかに絞る
テクニカル分析をする際に使用するインジケーターはいくつかに絞った方が良いです。
インジケーターとは移動平均線やMACD、RSIや一目均衡表など、テクニカル分析をする上で参考にする指標のことをいいます。
これらをチャート上に表示することで、売買判断の手がかりにする人は多いでしょう。
ただ、実際に使用する場合はいくつかに絞った方が使いやすいと思います。
僕自身もチャートに表示させるのは5個程度。沢山表示させると逆に判断に困る場合が増えてくるので、5個に厳選しているというわけです。
表示するインジケーターの基準は
「自分にとって使いやすいもの」
を選べば十分でしょう。
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参考にする人を増やしすぎない
ツイッターなどのSNSを利用して情報収集する人は多いでしょう。
ただ、実際に参考にする人は何人かに絞った方が良いです。
インジケーターの話と同様に、参考にする人が多いと逆に判断に迷いが生じるからです。
僕も参考にする人は数人に絞っています。そして、「参考にする」といっても、意見を盲目的に信用するのではなく、あくまで「考えるキッカケ」として参考にしています。
株式投資は「自分の頭で考える」が原則です。そうじゃないと、いつまで経ってもスキルを磨くことはできません。
イナゴをするときも同様。誰かが煽る銘柄に取り組むのは自由ですが、その際も自分の頭で考えて行動することが重要です。
よく「◯◯(人名)銘柄」と称して、その銘柄に全資金を投入する猛者がいます。当たれば大きいですが、今回のダブスコのように破産寸前に陥る人は毎回のように出てきます。
彼らも自分の頭で考えているのかもしれませんが、資金管理については甘いと言わざるを得ません。
やはり、一時の大きな下落で追証が発生し、退場寸前まで追い込まれるのは普通ではないです。
身の丈以上のロットを張ることで起きる悲劇については以下の記事をご覧ください。色々と参考になると思います。
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ロスカット基準を設定し、守る
ロスカット、つまり損切りは重要です。
よく「現物だから安心」という声を聞きますが、それは平均取得単価や投入した資金量によって結論は異なります。
現物であろうと、信用であろうと、含み損を抱えている場合はかなりシビアに捉えるべきだと思います。
「含み損を抱える」ということは「思っていた状態とは違った」ことを意味します。
もちろん、戦略的にナンピンすることを前提に、一時的な含み損を許容している場合もあるでしょう。そのようなケースでは特に問題ありません。
問題なのは、最初の段階で資金の大半を投入し、含み損を抱え、余力がないままどうしようもできないような状態に陥ることです。
こういう事態を避ける為には、ロスカット基準をあらかじめ設定し、そのラインに到達したら機械的に損切りすることを徹底すべきでしょう。
ロスカットは資金防衛の為には原則必須です。初心者の段階では特にロスカットする技術は学んだ方が良いです。
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失敗したら休む
最後です。失敗したら一旦休みましょう。
特に大きく負けてしまったら、冷静に考えられなくなるのが人間というもの。
こういう場合、取り戻そうとする気持ちが強くなるとギャンブル的な戦いを仕掛けてしまいやすくなります。
ですが、たいていの場合、その後も負け続けてしまう可能性の方が高くなります。
僕がオススメするのは
「失敗したら一旦立ち止まり、失敗の原因を自分なりに整理し、改善策を練ってみる」
です。
自分の失敗にはパターンがあり、そのパターンを解析した上で次に臨まないとまた同じ失敗を繰り返してしまいます。
「失敗したら休む」は投資家として成長する為には必要な心がまえといえるでしょう。
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まとめ
今回、初心者の方が株のトレードで爆損しない為に気をつけるべき点を5つ紹介しました。
もう一度、掲載します。
- マイルールを設定する
- インジケーターはいくつかに絞る
- 参考にする人を増やしすぎない
- ロスカット基準を設定し、守る
- 失敗したら休む
どれもシンプルな内容ですが、意外と実践的です。
ぜひ、参考にしてみてください。役立つ場面は多いはずです。
今回は以上です。
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