映画

映画『事故物件』の感想【ネタバレあり】

2020年10月3日

映画『事故物件』

 

レイトショーで映画『事故物件』を観た。平日の夜遅くということもあり、観客は僕を含めて5人程度。

 

上映前のシーンとした雰囲気がホラー映画を観る僕に妙な緊張感を与える。

 

実は、僕はホラー映画を映画館で観たことがほとんどない。過去を振り返って、記憶があるのは『リング』と『らせん』ぐらいだ。

 

当時は中学生ぐらいで小心者の僕はビビりまくっていたせいか、肩回りの筋肉が硬直してその夜は眠れないぐらいの肩こりに悩まされた。

 

時を経て、ホラー映画の有名作品は何本か視聴したが、それは専らDVDか動画配信サイトである。なので、映画館で観るのは久しぶりで少し楽しみでもあった。

 

U-NEXTなら31日間無料で映画見放題

 

全体の感想

映画『事故物件』

 

全体の評価としては5段階で3.2である。小数点はより主観的な点数としてつけた。

 

最初に、ホラー映画はやはり映画館で観るに限ると思った。スクリーンで観ると、映像がやや暖色系になるので、テレビとの違いが良く分かる。ホラー映画はやや暗めの映像の方が雰囲気が出る。

 

音響も良い。音響的な演出はホラー映画の怖さを増幅させる上で不可欠。その点で、『事故物件』は音響的な怖さが随所にあり、聴覚的な怖さが演出されていた。

 

物語的展開として、売れない芸人コンビのジョナサンズが解散し、ヤマメはピン芸人に、相方は放送作家になっていく。その後、松尾からの助言でヤマメは「事故物件住みます芸人」になる。

 

合計4軒の物件での怪奇現象がオムニバス形式で進んでいくが、全体的にテンポよく進み、飽きることなく観られた。

 

ホラー映画は冗長になったら集中力が切れ、その世界観に没入しにくくなる。その点では、『事故物件』での物語的展開は最後までテンポが良かったように思う。

 

良かった点

映画『事故物件』

 

ザっと挙げると以下の通り。

 

  • 音響的演出
  • オムニバス形式で観る側を飽きさせない
  • 『事故物件』という題材

 

音響的演出がホラー映画において重要な要素である点については上述の通り。

 

あと、オムニバス形式についても、一話完結型に近い演出であれば観る側も集中しやすいので良かった。

 

そして、『事故物件』という題材を扱ったのは、個人的には新鮮であった。やはり、『事故物件』という名称だけでも心霊的な怖さを背後に感じさせ、観る側の興味を引くからだ。

 

U-NEXTなら31日間無料で映画見放題

 

残念な点

映画『事故物件』

 

僕自身、本格派な映画が好きなせいか、やはり幽霊のクオリティに目を向けてしまいやすくなる。

 

正直、全体的に幽霊に対しては全く怖さを感じなかった。唯一、ヤマメと相方の両方に赤い服を着た女性が登場した場面は視覚的な怖さを感じた。

 

それ以降の、お婆さんが女の子の頭を洗面所に沈めるシーンは反対の立場なら嫌だなと思ったが、お婆さんの顔の造形が幽霊的怖さとは少し違うなと感じてしまい、あまり怖さはなかった。

 

極めつけは、やはり4軒目のシーン。あれはどう見ても人間だろう(笑)。

 

冷蔵庫から出てきたおデブな女の子や、天井裏から出てきた凡庸なサラリーマン、他に爺さんや心中カップルが出てきたが、あそこまで人間らしさをまとった幽霊が出てきたら思わず吹いてしまうに違いない。

 

僕は実際、4軒目のシーンで笑ってしまった。

 

そして、最後の死神的存在と格闘するシーンでは、巨大なお線香の束に火をつけてその火の粉で対決していたが、あれはCG丸出しで少しゲンナリした。

 

物語を閉じる場面でラスボス的な存在と格闘するのは良いとして、もう少し視覚効果を高める演出を今後の作品には期待したい。

 

とは言っても、ポップなホラー映画として楽しむ分には満足した。劇中で、松原タニシさん本人が出ていたのに少し感動。端役のバービーの演技も面白かった。

 

本格的なホラー映画を期待する人にとっては少し不満足かもしれないが、怖さに抵抗がある人にとってはちょうど楽しめるエンタメ作品だと思う。

 

 

スポンサーリンク



  • この記事を書いた人
  • 最新記事
Mr.Kabusky

Mr.Kabusky

『Kabusky BLOG』の管理人。専門は株式投資。テーマに沿って、数人のライターがそれぞれの記事を担当する予定。

-映画

Copyright© Kabusky BLOG , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.