先日、次のようなツイートを目にしました。
上記のように「いかにも怪しい」メッセージであれば、詐欺師認定するのは比較的容易です。
そもそも、本当に1億でも10億でも稼げるのなら、自分ですれば良いでしょう。他人に教える手間を考えると自分一人でやった方が良いに決まっています。
あと、「利益の50%を授業料としていただく」という点も貧乏臭い。金持ちならタダで教えろよ、という話です。
まぁ、どう考えても「投資助言業」に該当するので無免許で行っていたら一発アウトです。見知らぬ他人に突然DMするあたり、相当金に困っていることが推察できます。
たいていの場合、こういうDMを突然送ってくる人はほぼ詐欺師です。
「ほぼ」と言ったのは、世の中を探せばバファリンのように「優しさ」から出来た人間が全くいないとも限らないので、その可能性を考慮して「ほぼ」という表現を使用しました。
ただ、投資界隈に限っては100%詐欺師認定しても構わないです。
詐欺師は親切なフリをして近づいてくる
実際、詐欺師ほど「教えたがり」が多い。リアルでは全くトレードをしていないのに「トレードの先生」を気取り、「僕が教える必勝トレード論」をツイッター上で頻繁に語っています。もちろん、高額な商材を売りつけることが目的です。
本当にトレードが上手いかどうかは文面からある程度判断できます。
例えば、株をやると「株のテキスト」に載っているような教科書的な事例は少数だということを悟ります。
実際は未知のものが多く、僕たちは知っている情報を基に未知の状況を理解しようと努めることしかできません。
なので、株のトレードが上手い人ほど「よく分からない」を連発します。
その一方、詐欺師は断定表現を好みます。それも、自信満々に使います。
断定表現は「すべて分かってます」感を醸し出しやすいですからね。ただ、トレードが上手い人からすると「それはあり得ない」となるので、断定表現を使う人は一発アウトだと言って良いでしょう。
詐欺師or胡散臭い人を避けるポイントは?
以下の3点です。
- 断定表現を使う
- ベテランを装うが、初歩的な知識があいまい
- すでに悪い評判が多い
「断定表現を使う」は前述したとおりです。
断定表現は投資ではご法度。使った時点で「無知か詐欺師か」のどちらかに分類して構いません。
いずれにせよ、参考にする価値はありません。
ベテランを装うが、初歩的な知識があいまい
僕が属する「株クラ」では定期的にこのような人物に遭遇します。
彼らはベテランのような立ち位置で雄弁に相場について語りますが、初歩的な知識があいまいなことが多い。
「初歩的な知識があいまい」とは、初学者の段階で押さえているであろう知識があいまいということです。
例えば、「英語で高度な議論ができる」と言う人がいるとしましょう。そういう人が中学レベルの語彙力がボロボロだったら信用できますか?できないですよね。
これと同様のことが、投資の世界でもあります。「ん?」と思うような初歩的な知識が抜けている人がいると、いくら雄弁に相場を語っていても信用することはできません。
これは「たまたま」と思うかもしれませんが、初歩的な知識があいまいだと、それと同レベルの知識もあいまいだと推測できます。「ピンポイントに◯◯の知識だけ抜けている」とは考えにくいですからね。
すでに悪い評判が多い
これがもっとも分かりやすいと思います。
投資関係のトラブルは少しググれば出てきます。胡散臭い人間のトラブルはデジタルタトゥーとしてネット空間に深く刻み込まれているので、探すのは容易です。
特にオンラインサロン系の話はすぐに出てきます。あとは投資系YouTuberとかですね。
こういったものを調べると、トラブル事例が結構出てきます。少しでも違和感があったら、避けるのが賢明な判断です。