ブログランキング

オピニオン

『地面師たち』を観た感想【Netflix】

『地面師たち』を観るためだけにネトフリに加入しました。今回はその感想。多少ネタバレを含むので、「ネタバレを知りたくない」という方は今すぐにブラウザを閉じて、スマホ or PCを天高く放り投げてください。

 

感想

全体的には4.5/5。正直5に近い評価ですが、それだと安直な感じがするので、今後これを超える作品が出ることを期待して4.5にします。

 

まぁ、でも間違いなく良作です。初回の地面師たちと不動産会社との決済場面でのやり取りでは緊張感のあるシーンが連続し、メイン事件の前の前菜的な立ち位置なはずなのに、すでに「この作品、オモロいんじゃない?」的な香りがプンプンしてきます。

 

物語のテンポも小気味よく、1話が終わるごとに「次はどうなんの?」と気になってしまい、ほぼ一気見。脚本の面白さと演出の上手さがそうさせるのでしょう。

 

人物でいえば、ハリソン。ああいう一見クールで丁寧口調な人間ほど、冷酷で猟奇的な側面が顔を出すとそのヤバさが際立ちます。それに対して、竹下は役割からして本来かなり優秀な人物なはずですが、ヤク中で自制が利かず、所々で幼稚さが目立ちます。この二人の振る舞いの違いがコントラストになっており、チームワークの輪が乱れる予感がしました。

 

決定的なのは、あの「ルイヴィトーン‼︎」のシーン。アレで完全に竹下の死亡フラグが立ったような気がします。ちなみに、「ルイヴィトーン‼︎」はアドリブらしいのですが、この一言に竹下の本質が凝縮されたような印象を持ちました。

 

他にも印象的なシーン(ex. 辰さんとハリソンの高所でのやり取り、ホストと拓海の立場が逆転するシーン、ハリソンが竹下の顔面を(ピー)するシーンなど)は沢山あります。そういった印象的なシーンは各回に散りばめられているので、物語の展開に中だるみ感がなくて良かったです。余談ですが、辰さん(リリー・フランキー)の死後に登場した情報屋が胡散臭いけど優秀な感じが滲み出ていて非常に良かったです。音楽も秀逸。

 

ラストの終わり方からすると、続編はありそうですね。ハリソン山中がハリソン山中になった経緯を描いたスピンオフでも面白いかもしれません。

 

 

スポンサーリンク



 


ブログランキング
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Kabusky

『Kabusky BLOG』の管理人 / ブログで扱うテーマはバラバラ。真面目と不真面目が混在する統一感のないブログ。

-オピニオン

Copyright© Kabusky BLOG , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.